小野洋子 Yoko Ono 「灯 あかり」展の中で・・
2012年 01月 27日
オノさんの個展へ行くのは、これで確か3回目。
以前はJohn Lennonが激しく胸を打たれ、彼女を愛するきっかけとなった
オノさんの作品「天井の絵 Yes Painting」を見たかったので行きました。
Johnの「その時の思い」がどんなものだったのかを私は知りたかったのです。
初めて「天井の絵 Yes Painting」を見た時は涙がでました。。
小さな「Yes」の文字には愛が溢れていて女の私も恋に落ちました。
私は好きな作品を創る人に対しては、すごく興味があります。
でも深く知りたいとは思っていません。
数年前に読んだ本で広告クリエイターの箭内道彦さんが
FUJIFILM『PHOTO IS』のCM創りでオノさんとお会いした時に、
実際のオノさんは"可愛く、少女のようだった"と言っていました。
お会いしたことはないけど、やはりそうなんだぁと思いました。
オノさんの作品には可愛いが存在します。可愛いという感情は私の生命線。
だから、惹かれるのです。
Tomio Koyama Galleryは大きな倉庫の7Fにあります(階段用の入口↓)
このたび見た「灯 あかり」は一個の小さな空間作品です。
その空間は暗闇です。隙き間のような細い路を入口で渡された小さな灯りを手に持ち、
迷路を歩くような不安な気持ちで歩きます。
空間の真ん中に小さな灯りがともっていました。
その灯りは、この作品の最大のメッセージを放っていました。
希望の光です。
この光を創るために、この空間が存在し、私はその中に立つ光を見つけた人間。
私は作品の一部となり、小さな光に心が広がってゆく思いがしました。
ふと我に返りました。こんな光は技術的にどう創るのだろう・・と。
思いはあっても表現に至らない、そういう時は何かに負けているのだと思いますが、
オノさんの創る空間の「境地」の高さには、
被災地の方々への真っ直ぐな愛がそのまま現われていました。
作品を見ながら、Johnが「Yes」という肯定の文字に
心が開放されてゆく姿をまた想像してしまいました。
暗闇をYesとし、光でGo。
私の心はこのように受け止めました。
作品紹介とオノ・ヨーコさんのmessage
大きなエネルギーを宿したオノ・ヨーコからの祈り
今天的撮影記録(8枚)
2012.01.27「灯 あかり」展の帰り道〜東京清洲橋付近之灯〜
オノ・ヨーコ展「灯 あかり」
2012年1月10日(土)~2012年1月28日(土)
小山登美夫ギャラリー 東京都江東区清澄1-3-2 7F
Open.火~土12:00~19:00(日・月・祝休)
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by hachinoji7
| 2012-01-27 23:59