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by hachinoji7さん
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"清澄白河"と"台湾高雄駅"をなぞる@畠山直哉写真展鑑賞

昨日のBLOGにも書きましたが、私の家からも近い
"Taka Ishii Gallery"へ写真展を観に行ってきました。
最寄りの駅は半蔵門線「清澄白河駅」
"清澄白河"には知り合いの印刷会社があるのでたまに行きますが、
ゆっくり夕方、歩いたことはなく、こんなに風情のある町だったのかと
昨日初めて気づきました。工場がある下町風景、公園・・。
夕焼けと電線が似合う町ですね。こんな感じですよ、皆さん↓

ギャラリーの前は工場。労働LOVE。
\"清澄白河\"と\"台湾高雄駅\"をなぞる@畠山直哉写真展鑑賞_e0066135_1553579.jpg


豆腐屋の自転車〜走ってくれ。東京LOVE。
\"清澄白河\"と\"台湾高雄駅\"をなぞる@畠山直哉写真展鑑賞_e0066135_15533977.jpg



■昨日観てきた写真展は、こちらです。
畠山直哉 個展「線をなぞる / 山手通り」 ※展示は8/14(土)迄

上のLink先の紹介文は難しい表現のところもありますが、
私たちの移動生活は、さまざまな人の決定によって
支えられている(時に事故も被る)のだということが述べられています。
例えば、道路や線路はもちろんとして行く先を示す交通看板やペンキのライン、
移動中の人の安全を守るための塀や柵、鉄柱、鏡など
これらを「どのような形状でどこにどう置くか」は誰かの決断。
その誰かの決断ひとつひとつがつながって「都市の線」ができている・・
それらを写真という"筆"でなぞる畠山直哉さんの個展を観てきました。

街の中に「人の移動線」を創るというのは、大変なことであります。
既に何かが建っていたり、土地環境の安全性に問題があればよけるしかありません。
人の苦肉の策だらけです。「そりゃ無理があるだろう」な建設も多いです。
半分しかない屋根とか、窓を開けたら「隣の台所」という道路環境もあります。
ですが日本の「移動線」はまだまだ優しいかもしれません。
香港や台湾、大陸の苦肉の「移動線」を目にしてしまったら・・。
「不便かけるけどココ通れるよ」って感じのほのぼのする通路もたくさん。
絆創膏で止めたみたいな道とか。一応、目的地には届けてくれます。

そうやって街づくりを見ていくと面白いことがたくさんあります。

下の写真は台湾の高雄駅の前站へ行く通路写真です↓
味がありましたねぇ。。(去年撮りました)
台湾には前站(駅の表口)と後站(駅の裏口)がありまして、
本体の高雄駅まで結構遠いんです。
工事現場ではありません(なんて失礼なワタシ)。

018.gif畠山直哉さんの個展を観て、この高雄駅で見た「通路」を作った人の
"いろんな決定"を振り返ってしまいました(写真にメモ↓)。
「ここにこれを置いて、こっちに歩いてもらって」なんて考えがあらわです。
建築デザイナーが設計したわけでもないから、
見栄えは現場作業員の手作り感があふれてます。
そうなのよ〜、この味なのよ。私はこういう広告を作る人になりたいのよね(余談)。
\"清澄白河\"と\"台湾高雄駅\"をなぞる@畠山直哉写真展鑑賞_e0066135_16562845.jpg

現場作業員の作る「通路」は、人間のカラダで言えば血管や器官みたいなものかな。
私もバイトでは毎日同じことをやってますが、きちんと繰り返すことで
誰かの生活の「通路」を作っているんだと思えることができました〜。

帰りに見たギャラリーの1Fにあった受付がイイ感じでした↓
カッコイイね〜無駄な力がまるでないとこが・・。なさすぎ?(笑)。
今回の写真展で観た「設置FEEL」の究極を最後に見ました。
\"清澄白河\"と\"台湾高雄駅\"をなぞる@畠山直哉写真展鑑賞_e0066135_1792179.jpg



058.gif8/8、朝食兼昼食「お茶漬粥」(鰹と黒胡麻のダシのお粥に永谷園のお茶漬かけた)
「鰹節かけ玉ねぎのスライス@麺汁」「キウイのヨーグルト」
\"清澄白河\"と\"台湾高雄駅\"をなぞる@畠山直哉写真展鑑賞_e0066135_18231669.jpg

by hachinoji7 | 2010-08-08 17:31